心理と神秘 2
たくさんの人たちといっしょにウォーカー夫妻は、玄関の間と同じくらい雑然と家具の置かれている「朗読室」に入り、ある弟子が『ベルゼバブの孫への話』のタイプ原稿を読むのを一時間ほど聞いた。
そのあとグルジェフが音もなく入ってきました。
両端がはねあがった白い口ひげを生やした射るような目の小柄でがっしりした人物だった。
ウォーカーがもっと近くで見たところ、目は人なつっこそうだった。
グルジェフを見ていると「ごろつき」を描いた古い中国の絵を思い出した。
もう一時間朗読があったあとグルジェフはしゃべり始めた。
そして胃をなでながら、「主人」は食事をしたがっていると宣した。
そのあと全員が昼食に招かれた。